ツーリング中の危険を回避する
危険を自分で回避する力をつける
バイクで自由に走るツーリングはとても楽しいものです。景色を楽しんだり、行く先々での食事を楽しんだり、ただ走ることを楽しんだりと目的は様々です。
しかし、ツーリング中に事故を起こしてしまえば、楽しさは一瞬で無くなります。ケガや重症を負えば、周りの人達の気分も損ねてしまいます。
そのような事態を避けるために、ライダー自身が気をつける必要があります。
事故は不慮で起きることもありますが、大方は自分の走り方を見直すことで避けることができます。
ツーリングを大いに楽しむためにも、危険を回避する方法を身に着けましょう。
漫然運転に注意
高速道路などほぼ真っすぐの直線で信号にかかる心配がないところでは、ボーッと走る漫然運転になりがちです。
直線で速度を変えない、景色も代わり映えしない、人が道路を横切ってくる心配がないなど、頭をそれほど使わずとも走れるので眠たくなってしまいます。
高速でバイクに乗っている最中でも睡魔は襲ってくるものです。走っていたらいつの間にか目の前に車が、ということもあります。
そのような事態を避けるためには、疲れる前にサービスエリアで休憩をとる、サービスエリアが近くにない場合は高速から降りて一般道でバイクを止めて休憩をとるなどの対策が必要です。
ストレッチをする、ベンチで目を閉じて仮眠を取るなど、リフレッシュをすることで漫然運転にならずに走ることができます。
左コーナーの注意点
左コーナーは曲がりやすい人が多く、そのままのスピードで走り抜けようとする人も多いと思います。
しかし、左コーナーは曲がった先が見えづらいという点があり、曲がったらそこに車が停車していたということもあります。
そのまま衝突したり、避けてバランスを崩して転倒という危険性があります。
また、スピードを出したら思ったより曲がることができずに、対向車線にはみ出してしまって、向かいから走ってきた車と衝突することもあるため危険です。
左コーナーはスピードを出しても曲がれるとは思わずに、スピードを落として、前方をよく見るようにしましょう。
右コーナーの注意点
左コーナー寄りは苦手意識を持ち、安全に走行しようと努める人も多いかと思います。
しかし、注意しても目の前のガードレールに突っ込むことを恐れて、センターラインを越えて曲がろうとするのは初心者に多いです。
対向車からすると、急に飛び出してきたように見えるので、接触する可能性が高いです。
スピードを出して通り抜けようとせず、ブレーキを上手く使い、走るラインを見極めることが重要です。
後続車に右コーナーを曲がることを伝えるために、ポンピングブレーキを使い、速度を落とすことをアピールすることも効果的です。