グリップ交換
簡単お手軽にできる自分流カスタマイズ
バイクの純正品のグリップ部分は、ほとんどのメーカーで黒一色のものが使用されています。
バイク本体のデザインは気に入っているんだけどこの部分がもうちょっとと思う人も案外多かったりします。
バイクのハンドグリップはゴム製品であることから丁寧に扱っても経年劣化をしてしまい、古くなるってくると十分に機能をしなくなってきます。
運転中のアクセル開閉も使い込むことで溝がなくなってくるとスリップを起こしやすく、運転しているときの快適さもなくなってしまいます。
また路面で転倒をしてしまったときには必ずと言ってよいほど地面に接することになるので摩耗が起こりやすい部分でもあります。
見た目や機能に問題を感じるようになったときには、グリップ交換をすることをおすすめします。
バイク用グリップは多くのメーカーから販売されているので、自分のバイクのカラーに合わせて選ぶこともできます。
中にはかなりかわいいものもあるので、女性ライダーの初心者向けDIYとしても適しています。
怪我をしないように十分気をつける
グリップの取り外しは難しいことは特になく、古いものを取って新しいものを付け直すというそれだけです。
ただし先に設置してあるグリップは滑り止めのため内部に強力な接着剤を使用しているため、力まかせに引っ張っても取り外すことができません。
上手に取り外すためのコツとしては、ガソリンを少量ハンドルの根本から内側に流すようにするというやり方があります。
マイナスドライバーで差しこみ口を広げてそこにガソリンなどのオイルを流し込むようにするとするすると簡単に抜けていってくれます。
なぜガソリンなのかというと、このとき内側に流す液体としてはオイル類の方が潤滑力がありキレイに外せるのですが、普通の油を使用すると抜けたあとに乾燥させるまで時間がかかり手間がもう一つかかってきます。
その点ガソリンは揮発性があるので潤滑油として抜けたあとにはすぐに乾いてくれて手間がかかりません。
使用する量はわずか2cc程度で十分なのでぜひ試してみてください。
どうしても取れないという頑固なグリップの場合にはカッターナイフなど鋭利な刃物で強引にゴムを切り裂くという方法もとられます。
その場合には大変怪我をしやすい作業になるので十分に注意して行うようにしましょう。
ゴム用接着剤を付けてからねじ込む
古いグリップがとれたら今度は新しく用意したグリップを付ける作業です。
外したグリップ部分はパイプがむき出しになっているのでまずはキレイに汚れを拭き取り、それから表面にゴム用接着剤を付けていきます。
ゴム用接着剤はホームセンターに売っている黄色いタイプのもので、表面に満遍なく塗ったら完全に乾ききる前に新しいグリップを入れて角度を調節します。
このとき作業に時間がかかると接着剤が乾いて入れにくくなるので手早く行うようにしていきましょう。
ねじ込むときには内側から引っ張るよりもおしりを叩くようにして押しこむようにした方がキレイに入ります。