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バイク好きになったキッカケ

女だってバイクに憧れるんです

今だからこそ笑って言えることなんですが、私が大型自動二輪の免許を取得した当時には私の周りにバイクに乗っている女性はほぼまったくいませんでした。

親類や近所の知り合いでカッコいい大型バイクを乗り回していたのは年上の男性ばかりで、しかもそういった人たちに対して当時親しかった友人の多くが冷たい目をしていました。

高校の友人同士で恋愛の話をするときにも「バイク乗ってる男はムリ」みたいなことを言う人もいたりして、バイクについて周囲と話ができる雰囲気はほぼゼロという感じだったのです。

私自身バイクの免許に興味を持った時期はかなり早く、小学生くらいからあのバイクの機械美には心惹かれるものを持っていました。

アニメやドラマの登場人物にバイクに乗った女性が出てくるとなんとなく嬉しくて、自分もあんなふうにバイクに乗りこなせたらなというあこがれを感じてきました。

女性ライダーが増えてきたとはいえまだまだ男性の方が圧倒的に多いのがバイクファンなので、もしかしたら今10代後半くらいを迎えた女性の中には本当はバイクに興味があって自分でも免許を取得したいと思っていても、そのことを相談したり情報交換したりすることができないため諦めてしまうという人がいるかもしれませんね。

最初は大変だった分今の達成感が大きい

免許を取得するために具体的に動いたのは20歳になってからと少し遅かったのですが、進学をすることで地元から少し離れて個人で行動してもおかしくない状態になれたというのが大きかったと思います。

今のうちにとっておかなかったら将来ずっと取れないかもしれない!と一念発起して近くの教習場に申し込みをしたのですが、取得まで本当に大変な苦労がありました。

大型バイクというと引きずろうとするだけでも大変ですし、ましてそれを自分で思うように操るとなると1時間くらいの練習では到底足りません。

実際練習中に転倒して大きな擦過傷を負ったこともありましたし、危険な運転方法をしたとして教官に厳しく叱られたりもしました。

おそらく一般的な大型免許取得者と比較して補修を受けた時間はかなり長い方ではないかと思いますが、それでもなんとか無事に試験に合格して今に至っています。

当時苦労して取得した免許だからこそ、今は絶対に無くさないようにと安全運転を心がけることができているのかもしれません。

自分で乗るようになってますますバイクが好きになり、子供の頃のあこがれを実現することができたと嬉しく思っています。

一人で自由に行動する楽しさはやめられない

今ではツーリングやバイクショップで知り合った女性の数も増えて、ちょっとした女性ライダーサークルもある孤独感のない状況になっています。

仲間ができたことで一緒にツーリングの計画を立てたり、可愛くて便利なバイクグッズのための情報交換もできたりしてまた楽しさが広がりました。

ただやっぱり免許を取得した当時の気持ちが残っているのか、時々ふらりと一人だけで出かけたくなることがよくあります。

一人で出かけるツーリーングはみんな一緒に出かける時とは全く違った魅力があって、自分だけで行き先を決めて自由に行動できるというところが他の乗り物では味わうことのない感覚と言えます。

バイクの楽しみ方については知り合いのライダーさんたちに聞いても千差万別で人それぞれなので、一人ひとりが自分なりの楽しみを見つけていけるということそれ自体が魅力ということなのかもしれません。