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スキルと注意点

ツーリングに必要なスキルについて

ツーリングをするときには、単にバイクを運転できればそれでいいというわけではありません。

もっとも運転技術が備わっているということは前提条件なので、ギアチェンジやスラローム、転回が自由にできるということは最低限度必要なスキルといえるでしょう。

免許をとりたての頃には少しでも早く遠くに出かけてみたいと思うところですが、そんなはやる気持ちはおさえておき、まずは一般的な交通ルールをしっかりと体に覚えさせ急ブレーキやハンドル操作にも対応できるような技術を身につけることに専念しましょう。

そのためにはまずは街乗りを何度もやって、知らない道でもそこそこ走れるような度胸を身につけるのがいい方法です。

ツーリングのためのスキルとしては、そうした運転技術だけでなく旅先で起こりえる不測の事態への対応力となります。

機械に頼り過ぎないことが大事

新車や状態のよい中古車ならば、ちょっとのことで動かなくなるような故障はほとんど起こることはありません。

ですが何事にも絶対ということはなく、ひょっとしたらパンクなど小さな故障が起こるかもしれません。

そうしたときにもある程度のことなら自分でなんとかなるように、基本的なメンテナンス方法はできるようになっておきたいものです。

特に女性ライダーの場合にはあまり機械に強くないという苦手意識を持っている人も多いのですが、まずはとにかくやってみるということが大事なので、少しずつバイクのしくみや自分でできるメンテナンスを覚えていきましょう。

メンテナンス方法がわかるとツーリングだけでなく普段の整備点検も自分でできるようになるので、車体を長持ちさせることができます。

また最近はスマホアプリやカーナビなど、行き先を登録するだけで自動的に道案内してくれる便利な製品がたくさんあります。

ですがあまりにもそうした地図機器に頼りすぎていると、突然電源が切れたり故障をしてしまったりしたときに、全く現在位置がわからないという困った状態になってしまいます。

地図を完全に読めるようになる必要はないですが、ある程度は紙の地図で移動先を見極められる力は訓練しておきたいですね。

女性ライダーの場合は気持ちも大事

もう一つ女性ライダーならではということでスキルを挙げれば、心構えもかなり重要になってきます。

バイクに乗りたいと思う女性というのは全体的にしっかりした方は多いのですが、それでも中にはトラブルが起きてもまわりがなんとかしてくれるだろうという甘えがどこかにある人もいたりします。

常に誰かベテランのライダーさんと一緒にいるということならそれもいいですが、ソロツーリングをしようということならそうした甘えはまず捨てて、何かあったら自分でなんとかするという強い心を持っていかなくていけません。

また、旅先では他のライダーさんと交流をすることもよくありますが、そのときにヘンに相手に気を持たせるようなふるまいをしたり、逆に怒りを買うようなことをしてしまうとつきまといや煽りなどを受けることもあります。

自分の身は自分で守るということをしっかりと頭に入れて、一人だけのバイクの旅をしっかり楽しみたいところです。